アンテナが錆びついていては、この情報リテラシーは機能しない。
語学力、とりわけ英語力のことである。
世界のGNPの4分の1がアメリカである。
クローバルーズタングートならぬグローバルーラングージは英語である。
だから、英語をマスターしていれば、ビジネスでもかなりの部分をカバーできるのだ。
英語は実質的に世界語になっているから、ヨーロッパ各国はもとより、中国、台湾などのアジア、ブラジルなどの南米、エジプトなどのアフリカ大陸の諸国とビジネスを展開するときにも、英語さえわかれば、ビジネスは遂行できる。
日本語はしょせん、ローカルーラングージにすぎない。
「オレはインターネットを使える!」と威張ったところで、インターネット言語の80パーセント以上は英語である。
英語ができなければ、海外とのビジネスはほとんどお手上げと言ってもいいだろう。
私は、45歳でJンソン.Aンド.Jンソンの社長になったけれども、もし英語ができなかったならば、社長就任の可能性は確実にゼロだったと思う。
ビジネス現場は毎日毎日、説明と説得の連続である。
「明日の晩、1杯どうだ?」というのも説得だ。
「この機械はかなり老朽化しているから買い替えたい。
ついては1億円かかる。
資本投下のための申請書を出そう」というのも説得である。
程度の差はケースーバイーケースだが、いずれも説得力を駆使してビジネスを展開しているのである。
ところで、「あの人は説得力がある」と言うとき、話し方がよほど上手な人だと考えがちだが、間違いである。
コミュニケーションでもっとも重要なポイントは、まずは積極傾聴(相手の話によく耳を傾けること)にある。
懸命に聴くという姿勢は、「あなたを尊重しています」「あなたを認めています」という無言のメッセージになるのだ。
交渉ごとでは、この態度が大事なのである。
次に、話すことである。
Sニーの故盛田昭夫さんとのセミナーで、「コミュニケーションでもっとも大切な点はなんですか?」という質問があった。
盛田さん曰く、「相手と波長を合わせることです。
相手がわかる言葉、表現で話をすることです」と。
たとえば、動物園で年輩の女性が鳥に100円玉を懸命に投げている。
おかしいな、と見ていると、立て札に「鳥のエサ100円」と書いてあった、というジョークがある。
これも表現次第では誤解する人もいるのだ、という証左である(まさか、間違える人はいないと思うが)。
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